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回数に上限を設けてロボットの処理をリトライ

ロボットを運用しているとエラーが発生することがあります。その原因は様々あるといっていいでしょう。

エラーが発生したけど、再実行してみるとエラーが発生しないことがないでしょうか。

再実行、リトライをするフローを作ることでエラーを吸収することができます。リトライを使って、ロボットの安定した運用を行いましょう。

リトライのフローの作り方1

ブックマークとジャンプを使って、リトライのフローを作ります。

回数 上限 リトライ ロボット

値の入力アクションでエラーが発生した場合は、以下のフローを通ってリトライ。
※値の入力アクションのエラー時の設定は、条件分岐の下側のフローへ移動になっています

  1. 条件分岐の下側のフローへ進み
  2. ブックマークへジャンプアクションでブックマーク「ID入力」へジャンプ
  3. ブックマーク「ID入力」を通って再び値の入力アクションを実行
  4. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

しかし、このフローだと値の入力アクションが成功するまで、永遠にリトライします。

リトライ回数の上限を設定する

永遠のリトライを防ぐために、リトライ回数に上限を設けるフローにします。

回数 上限 リトライ ロボット

変数の値を加工アクションを使い、リトライ回数を0にします。

値の入力アクションでのエラー時は、以下の回数に上限付きのフローを通ります。上限を超えた場合は、ロボット終了アクションでロボットの処理を終了します。

  1. 条件分岐の下側のフローへ進み
  2. 変数の値を加工アクションを使い、リトライ回数へ1を加算
  3. ブックマークへジャンプアクションでブックマーク「ID入力」へジャンプ
  4. 値の判定アクションでリトライ回数が上限を超えていないか判定
    超えていた場合は条件分岐1の下側のフローへ進み、ロボット終了アクションを実行
  5. ブックマーク「ID入力」を通って再び値の入力アクションを実行
  6. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

リトライのフローの作り方2 ※おすすめ

リトライフローの作り方1はリトライをすることができますが、フローが煩雑です。値の判定を使って上限を超えていないかチェックしています。変数の値を加工アクションを使ってリトライ回数を加算しています。このようなフローは慣れていない人にはわかりにくいかもしれません。

そこでリトライフローをもう少し簡単に作成できる方法をご説明します。アクションの繰り返しというアクションを使います。

回数 上限 リトライ ロボット

値の入力アクションでエラーが発生した場合は、以下のフローを通りリトライします。
※値の入力アクションのエラー時の設定は、次の繰り返しへ移動になっています

  1. アクションの繰り返しへ進み
  2. 再び値の入力アクションを実行
  3. 値の入力アクションが正常に実行された場合は、ブックマークへジャンプアクションでブックマークへジャンプアクション「ログインをクリック」へジャンプ

アクションの繰り返しには繰り返す回数を設定できます。この回数を使い、リトライを行う回数を指定、リトライ回数に上限を設定できます。

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